カネリョウ商店について

Scroll

蟹一筋60年以上。創業時より実直に蟹に向き合い続けて。
希少だからこそ大切に、美味しい蟹を炊き上げる。

カネリョウ商店について

釜屋のカネリョウ商店の約束

日本の水域では、温暖化や餌が関係して、蟹の生育する環境に変化が出ています。そのため、水揚げ量が減少するだけでなく、小型化しています。山陰沖の日本海は広い漁場に恵まれているものの、漁期を制限し、枯渇しないようにかにを大切にしています。

この地方では、限られただけのカニしか獲れないので、カニを大切に扱ってきました。唯の一尾も無駄にしない、ひとつ一つを丁寧に大切に茹で上げてきました。その結果、カニ茹での技術がどんどん高くなったんです。だから、松葉カニの本来の旨みを最大限活かし、しっとりと繊細、奥深い絶妙な味わいを表現できるんです。

この地方の人々は“香住の松葉カニ”を愛し、誇りをもってきました。しかし、産地偽装が横行し、偽物の“香住の松葉カニ”も確認されています。香住では、姿の松葉カニに香住産であることを証明するタグをつけて“香住の松葉カニ”と消費者の信頼を守ろうと努力しています。

釜屋のカネリョウ商店のこだわり

蟹一筋60年、真っ直ぐ蟹に向き合って

蟹の産地、兵庫県香住の松葉がに・香住ガニの専門店として、昭和15年の創業時より実直に蟹に向き合ってきました。60有余年の経験で培われた蟹を選別し厳選する眼力で、身入りぎっしり、当たり外れのない、良質の蟹をお届けしています。その蟹の癖を理解し、身入りや大きさによって、茹で組みを変え、塩加減に命をかけて小さな丸釜で炊き上げます。通常多い大きなステンレスの浴槽にクレーンで上げ下げしながら茹でるのではなく、出汁の循環する丸い釜に、ゆっくりと回しながら炊きムラがなく、しっかりと中まで炊き上げるこの技術を伝承するのは他にありません。

一流の料理人に選ばれる、釜屋の蟹

カネリョウ商店は、祖父母が日本有数の温泉地「城崎温泉」へ蟹の行商をすることから商売を始めました。城崎の料理人は非常に厳しく、蟹の炊き加減を厳しく追及されたと聞いています。そこから60年。来る日も来る日も美味しい蟹を炊き上げることだけに費やしてきた私たちは、その蟹を大切に扱いたいという気持ちで日々仕事をしています｡現在では銀座や麻布などの星付きレストランや、超有名星付きホテルといった、本当に質の高い食材を知り尽くす一流の料理人に、釜屋の蟹が選ばれています。

本当においしい蟹は、浜茹でされたものをそのままで

蟹といえば生きた蟹を食べる方が美味しいと思っていませんか？確かに蟹しゃぶや刺身などは美味しいかもしれませんが、蟹の一番美味しい食べ方はやはり茹でて食べることにあります。しかし、生きた蟹を鍋に入れて炊くと、蟹の出汁が逃げてしまいます。蟹の美味しさを十分に閉じ込めるために、あらかじめ蟹を炊いた出汁で「釜屋の蟹」を炊き上げます。そうすることで、蟹の身や甲羅の中には「蟹の出汁」がぎっしり詰まった一匹に仕上がります。出汁で炊いている分、三杯酢などをつけずに「そのまま」ご賞味いただくことをお勧めします。